「戦闘員、派遣します!」のアニメを見て、「なんかひどいな…」と感じた人は少なくないはずです。
原作は累計100万部超えの人気作なのに、いざアニメを見たら思っていたのと違った、という声はSNSでも多く見かけます。
ひどいと言われる原因は、下ネタの多用や原作との乖離、6話以降の失速など複数あり、それぞれに理由があります。
この記事では、アニメがひどいと言われる理由を6つに絞って解説します。
「結局見る価値はあるの?」という疑問にもお答えするので、視聴を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
「戦闘員、派遣します!」アニメがひどいと言われる6つの理由
実際に全話視聴したうえで、ひどいと言われる理由を6つに絞って解説します。
「なんとなく評判が悪い」で終わらせず、どの部分が具体的に問題だったのかをひとつずつ見ていきましょう。
理由①原作ファンの期待を裏切ったストーリー展開
「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる1つ目の理由は、原作ファンの期待を裏切ったストーリー展開です。
原作は2021年7月時点で累計発行部数100万部を突破した人気作で、アニメ化の発表時はファンの間でかなり盛り上がっていました。
ところが蓋を開けてみると、原作のエピソードをかなり駆け足でなぞる構成になっており、「思っていたのと違う」という声が序盤から上がり始めます。
1話から3話にかけては世界観の説明もそこそこに話が進むため、原作未読の視聴者には「なんでこのキャラはこう動いているんだろう」という疑問が残りやすい作りになっています。
キサラギ内部の描写や六号の人物背景は原作では丁寧に描かれている部分ですが、アニメではほぼカットされています。
X(旧Twitter)でも「原作読んでないと意味わからないと思う」「アニメだけで見たら置いてけぼり感がある」といった声が多く見られました。
原作への期待値が高かった分だけ、そのギャップが大きく映ってしまったというのが正直なところです。
理由②度を超えた下ネタとコメディの空回り
「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる2つ目の理由は、度を超えた下ネタとコメディの空回りです。
コメディ作品なので多少の下ネタは想定の範囲内ですが、アニメ版は1話からかなり露骨な下ネタが連発されます。
「これはさすがにやりすぎでは」と感じる場面が序盤から続くため、人によっては最初の数話で視聴をやめてしまうのも無理はありません。
下ネタ自体の問題というより、笑いの量で押し切ろうとする演出スタイルが裏目に出ている印象です。
ギャグが滑ったときのダメージが大きく、「寒い」「不快」と感じる視聴者が出やすい構成になっています。
Filmarksのレビューでも「下ネタが多すぎてテンポが悪く感じた」「笑えるシーンとドン引きするシーンの差が激しい」といった意見が複数見られます。
使いどころとさじ加減がもう少し洗練されていれば、コメディとしての評価はかなり変わっていたはずで、そこが惜しい作品です。
理由③キャラクターの魅力が伝わらない描写不足
「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる3つ目の理由は、キャラクターの魅力が伝わらない描写不足です。
原作の大きな魅力のひとつが、個性豊かなキャラクターたちの掛け合いです。
六号・アリス・スノウ・グリムはそれぞれ強烈な個性を持っているのですが、アニメ版ではその個性を掘り下げる描写が全体的に薄くなっています。
特にスノウとグリムは出番こそ多いものの、内面が描かれる場面がほとんどないため「賑やかしのキャラ」という印象のまま話が終わってしまいます。
原作では彼女たちの過去や葛藤がしっかり描かれているだけに、アニメを先に見た人が原作を読むと「こんなに深いキャラだったのか」と驚くケースも多いようです。
「キャラは好きだけどアニメだと魅力が半減している」という声はX上でも多く見られ、原作ファンほどこのギャップに強い不満を感じる傾向があります。
キャラクターへの感情移入が難しい構成になっていることが、作品全体の評価を引き下げている大きな要因のひとつです。
理由④6話以降の失速とテンポの悪さ
「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる4つ目の理由は、6話以降の失速とテンポの悪さです。
序盤はそれなりにテンポよく進んでいたのですが、6話を境に物語の勢いが明らかに落ちていきます。
7話・8話あたりはストーリーが動く場面が少なく、キャラクター同士のやり取りが中心になるため、見ていて「話が進んでいない」という感覚になりやすいです。
展開が読めてしまうエピソードが続くと、視聴のモチベーションが下がってしまうのは仕方のないところです。
「6話まではそこそこ面白かったのに、後半は惰性で見てた」という感想はレビューサイトでもよく見かけます。
全12話という限られた尺の中でストーリーの緩急をうまく作れなかった点が、後半の評価を大きく引き下げています。
序盤の勢いを最後まで維持できていれば、作品全体の印象はかなり違っていたはずです。
理由⑤「このすば」の劣化版と言われてしまう理由
「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる5つ目の理由は、「このすば」の劣化版と見られてしまう点です。
同じ作者・暁なつめの作品ということで、「この素晴らしい世界に祝福を!」(このすば)と比較されることが避けられない作品です。
このすばはコメディ・キャラクター・感動のバランスが絶妙で、異世界コメディの中でもトップクラスの完成度を誇る作品です。
それと比べてしまうと、「戦闘員、派遣します!」はエロ・下ネタ方向に振り切りすぎていて、このすばのようなバランス感覚が感じられないという声が多くなっています。
「このすばが好きで見始めたけど全然違った」「同じ作者とは思えないクオリティ差」といった感想がX上でも多く見受けられます。
ただ、「劣化版」という評価はこのすばのハードルが高すぎるという面もあります。
このすばを知らずに単体の作品として見れば、また違った評価になる可能性は十分あるので、一概に切り捨てるのはもったいないとも思います。
理由⑥作画・演出のクオリティ低下
「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる6つ目の理由は、作画・演出のクオリティ低下です。
制作はJ.C.STAFFが担当しており、序盤の作画は特に問題ありませんでした。
ところが中盤以降、作画の乱れが目立つ場面が増えてきます。
9話・10話あたりではキャラクターの顔の崩れや動きのぎこちなさが気になる場面があり、筆者も視聴中に何度か引っかかりを感じました。
演出面でも、ギャグのタイミングや間の取り方が原作の空気感とズレていると感じる場面が複数あります。
原作を読んでいると「このシーンはこういう雰囲気のはずなのに」とモヤモヤする瞬間が出てくるので、原作ファンほど演出のズレが気になりやすいです。
Filmarksのレビューでも「後半の作画が気になって内容に集中できなかった」という意見が複数確認でき、作画の不安定さが視聴体験全体に影響を与えていたことがわかります。
作画崩壊と呼ぶほどではないにしても、後半にかけて安定感が落ちていったのは事実で、そこが惜しいポイントです。
【戦闘員派遣します】アニメがひどいと言われる6つの理由まとめ
この記事では「戦闘員、派遣します!」のアニメがひどいと言われる理由について解説してきました。
最後に内容を振り返っておきましょう。
- 原作ファンの期待を裏切ったストーリー展開
- 度を超えた下ネタとコメディの空回り
- キャラクターの魅力が伝わらない描写不足
- 6話以降の失速とテンポの悪さ
- 「このすば」の劣化版と言われてしまう
- 作画・演出のクオリティ低下
ひどいと言われる理由はひとつではなく、ストーリー・キャラクター・作画・コメディのバランスなど複数の要素が重なった結果です。
ただ、アニメだけで「戦闘員、派遣します!」を判断するのは少しもったいないとも感じています。
原作小説はアニメでカットされたエピソードや丁寧なキャラクター描写が残っており、アニメで物足りなさを感じた人ほど読んでみると印象が変わるはずです。
「アニメはひどかったけど原作は面白かった」という声は実際に多く、アニメの評価イコール作品の評価ではないという点は覚えておいてほしいところです。
まずはアニメを実際に見てみて、気になった方はぜひ原作小説にも手を伸ばしてみてください。
